バイオガスと地域循環型農業スタディツアー         【2015年11月28日】

霊山バイオマスプロジェクト

 

 草の根バイオガス設備を見学し、農産物を使ってバイオガスを取り出す仕組みと、出来たメタンガスを燃料として利用するための設備を見学させて頂きました。

 伊達市霊山町下小国では、福島第1原子力事故前は、あんぽ柿の生産が盛んに行われていました。事故後、放射性物質の問題から、柿を廃棄処分しなくてはならず、その柿をバイオマス資源として利用する手段から実験が始まり、現在は色々な農産物でバイオガスを発生させる研究をされていました。更に、ガスを発生させる時に使用する農産物と消化液の放射性物質量も記録して、地域の環境を深く考えている実験でした。

 ここでは、住民の方が中心となり専門家の先生からご指導を受けて、地域再生を目標に、手作りでバイオガス発生装置とエネルギーとしての利用手段を考えた設備を考案し、様々に取り組んで来られた様子が良く解りました。また、小国地区と同様の問題を持つ南相馬の住民もバイオガス利用が出来るように、バイオガス発生装置の仕組み、多種の農産物及び生ゴミからどの位の量のバイオガスが発生するか、そのエネルギーをどう利用出来るのか、を熱心に教えて頂きました。そして、農産物でのエネルギー利用と一緒に、本来の農業で食物を作る事も忘れず考えて、取り組んでいらっしゃる様子も良く解りました。

エネルギー・資源循環型営農技術の実証実験

 

 地域循環型農業・エネルギーシステムを考えての実証実験設備を見学しました。

 バイオガスプラントでは乾式メタン発酵システムを見せて頂きました。稲わらやモミ等を原料にして、メタン発酵でバイオガスを採取した後は、発酵残さ(汚泥)を更に固形化して肥料として利用する仕組みになっていました。この設備の良い所は、肥料化するところに有り、湿式メタン発酵で出来る液化肥料より肥料成分濃度が安定するそうです。循環利用とは、農作物→バイオガス+肥料→エネルギー+農作物成分と循環出来るのですね。農村地帯の資源利用法を考えて設備を導入したり、作物を栽培しながら実験されている様子が良く解りました。他にも、木質ペレットの生産設備を見せて頂きました。ここ山木屋地区は山林も多く木材が豊富なので、資源利用としては、ペレット化もしくは、チップのままでの木質バイオマスエネルギー利用を考えていました。将来はバイオガスと木質バイオマスを利用して、温室ハウスで花卉栽培を行ってみたい話も伺いました。様々な試験設備見学、農村地帯での資源利用法を教えて頂くことが出来ました。

  ツアー参加の皆さんからは、バイオガスの設備を見て理解が深まった、発電や熱源としての利用の現場を見てエネルギー利用イメージできた、資源循環利用の大切さを感じることができた、などとご感想を頂きました。

 一日を通して皆さまには、バイオマスガスと地域循環資源を学び、ご交流して頂きました。訪問先の皆さまには、参加者の皆さんの理解に繋がるように熱心にお話し頂きましてありがとうございました。ツアー参加の皆さまには、お話しを伺ったり実際の設備を見せて頂いて理解とイメージに繋がったなど。ご感想を頂いたように、循環資源利用についてより深く学んで頂きました。皆さまご協力ありがとうございました。

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