南三陸スタディツアー(下見編)                【2016年9月13日】

ツアー参加者

南相馬より参加者 6名

・南相馬市小高区から復興を考える方(鈴木ミートより鈴木さん、双葉屋旅館より小林さん)

・復興デザインセンター(東大研究員李さん)

・えこえね南相馬(理事長:高橋さん、理事:中山さん、事務局:佐藤)

南三陸の受け入れ者 3名

・アミタ 南三陸BIO(所長:櫛田さん)

・南三陸町役場 環境対策課(課長補佐:星さん)

・南三陸町 上山八幡宮(宮司(禰宜):工藤さん)

【1日の流れ】

  8:50  南相馬市除染研究所へ集合

 南三陸へは三陸道を利用して、休憩を取りながら約2時間半で到着しました。

 

11:40  南三陸復興まちづくりセンターを見学し、南三陸さんさん商店街昼食となりました。

 さんさん商店街に隣接する南三陸まちづくり情報センターでは、南三陸町の復興の様子や等高線による立体模型、宮城県の復興状況もまとめて展示されてます。

情報センター内展示物

町の歩み/基本理念・方針/防災マップ/復興後の姿

南三陸復興まちづくり情報センター

復興の花が・・・こんなに沢山咲きました。


2012年2月より、多くの観光客をもてなしてくれる、さんさん商店街でランチです。地域の食材を活かした新鮮な魚介使った丼ものがやはり目を引きますね。他にはラーメンやそば等メニューも豊富です。地元の商店街の皆さん32軒で共同されてます。もちろんお土産も多く扱っています。

南三陸さんさん商店街入口


13:00  南三陸BIO説明(南三陸町役場星様、アミタ櫛田様)

14:40  南三陸BIO見学(アミタ櫛田様案内) 

 南三陸バイオマス都市構想に基づくバイオガス施設の南三陸BIOは、町内の生ゴミ、及びし尿等をメタン発酵処理して液肥(液体肥料)やバイオガスに変えてくれる施設です。液肥は田畑の肥料として、ガスは施設内で熱エネルギ ーや電気として利用されています。ここでは、循環型社会づくりへの取り組み、BIO施設の稼働状況等の説明や見学で2時間半程を過ごしました。

生ゴミの投入元となる建屋、発酵槽

バイオガス発電機等が見えますね。

2016年5月の見学時に、建屋の屋上から撮影


 バイオガスが始まったきっかけは、震災時にライフラインがストップしてしまい、水、電気、ガス の代替えになるものがあるはずなのに機能する事が出来ませんでした。その反省を踏まえて復興計画にエコタウンの実現という構想が生まれました。アミタとは、震災後のボランティアで社員が入っていた出会いだったそうです。こうして、南三陸バイオマス産業都市構想でのバイオガス事業の各の部分が出来上がり実施に当たったそうです。南三陸バイオガス都市構想は2014年3月に認定されていますが、南三陸町とアミタでは2012年にミニプラントで実証実験を行い、この時に、生ゴミの提供元で住民協力者を募集した所、実験に必要な世帯より多く希望者が有りました。これで、大変心強いスタートを切ることが出来たそうです。実証実験で確証を得て町内で始めるに当たり、平成26年度から町の説明会が行われました。この説明会で、津波被害による町及び生活の再建中で説明会が多く多忙を極める中、住民の3割の出席を得ることが出来、十分な話し合いを持ってバイオガス事業の実施に当たることが出来ました。この時には、反対意見の方もいらっしゃり、その方々も後世の為になることを了承し協力を受け入れて頂けました。又、生ごみを多く排出する民宿の運営側の皆さんには、実際に施設内見学をしてもらい生ごみの仕分けの必要性を納得して頂けたそうです。一般家庭では狭い仮設住宅での生活の中で、置き場所を考え工夫しながら仕分けをして頂いています。もちろんBIO内にも最終選別を担う方々がいっらしゃり、この見学の日も、BIOが順調に発酵を促すことが出来るようにと、厳しい目を持って作業をされていました。こうした方々を通じて集められた生ゴミはメタン発酵槽へと流れて行きます。この際にし尿も脇から投入されます。施設は2015年10月に開所して現在まで着実に発酵が促されています。発酵の過程で生まれたガスはガスホルダーに貯められて、ガスボイラーで熱となり施設内のメタン発酵や液肥殺菌の需要を満たし、発電機で電気となって施設内で使用されます。この発酵槽で(日量10t(10㎥)の処理能力)約35℃で一月近くかけて発酵過程が終了すると液肥に生まれ変わることができます。町内の廃棄物(有機系)から生まれた液肥は、田畑で化成肥料の代わりに使用することが出来る液体肥料です。散布車で撒くことが出来ます。実際に利用した農家の皆さんからは、今後も継続して使ってみたいと声を聞くことが出来たそうです。そして、商品として登録し販売が始まりました。又、ここから繋がっていった取組として、BIOでは分解できない生ゴミを利用して堆肥づくりの話も聞くことが出来ました。南三陸町では、津波で田畑の土を多く入れ替えています。化成肥料の代わりにとなる液肥以外にも、沢山の堆肥を必要としていました。町内の資源を循環させる利用を試みたいとのことです。取り組みはどこまでも広がりを見せる南三陸町の様子を伺いました。星さんと櫛田さんからの説明の最後には、この事業は、官民住民が協力しなければ成り立たないと締めくくって頂きました。

 

私たちの理解を高める為に

営業日のお仕事中にお邪魔しています。

いつもありがとうございます。

町を巡回した収集車が帰ってきたました。

南三陸町と大きく名入れされたバケツに

町の誇りを感じます。

こちらで、不適物を取り除いています。

臭いの対策として活性炭を使用した喚起口を設けて脱臭しています。

各部位での役割をご説明頂いてます。


 

 南相馬からの6人の参加者は、この時間を持って、循環型社会づくりは南三陸町の皆さんで支えられて成り立っている様子を十分に理解することが出来ました。同行者の鈴木さんは、南相馬市小高区で震災以前からAMOの取組の中、小収店として資源のリサイクル活動をされていて、生ごみの液肥化に携わっていらっしゃいました。ここで小収店の取組内容を発表され、実際にBIOの設備を目の当たりにして心が躍る様に見学されていました。李さんには一連の流れを細かく記録メモを取って頂き、小林さんには、南相馬で実際に取り組むにはどうしたらいいかを考えて頂きました。それを共有しながら全員の学びとなりました。南三陸BIOの皆さまには、質疑に対する細々としたご説明や施設内をご案内頂きまして、本当にありがとうございした。

アミタさんから頂いた資料です。

見学後の記念撮影。


15:30上山八幡宮にて禰宜・工藤様より「かもめの虹色会議」についてお話を伺う。

 禰宜の工藤さんには、秋祭りの準備に忙しい中お時間を頂きました。今回は、それぞれの自己紹介で時間を過ごしてしまいましたが、工藤さんは、かもめの虹色会議代表として活躍されています。本日は広間に、こちらで企業研修を行った時の気付きから、多くの皆さんが南三陸町が乗り越えた災害の歴史を一目で分かるようにと手作りの年表を製作し飾られていました。味わいのあるとても素敵な作品でした。

南三陸町の歴史の前で記念撮影

神社の鳥居へ向かう朱色の橋も素敵です。


16:20南三陸出発

19:00南相馬着

 

 本日は、私たちの町から復興を考える皆さんと一緒に南三陸を巡ることが出来て有意義な時間を共有することが出来ました。南三陸町の皆様には、快く迎えて頂きましたこと感謝申し上げます。。又、参加者の皆様には、今後の本ツアーを充実する為に、沢山の気付きやご意見を下さりまして、大変お世話になりました。

イベント情報

共催イベント

全国菜の花サミット
in 南相馬
4月22日(土)23日(日)

詳細は以下をご覧ください。
http://yuna-chan.net/

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TEL: 080-2378-8322
       (中山) 

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