南三陸スタディツアー                   【2016年11月1日】

11月1日(火)

 早朝7時20分集合となっていた南三陸スタディツアーは、一人の申込者の欠席も無く30名で宮城県南三陸町を目指し出発しました。この後、宮城県より参加の2名を現地で迎えます。まずは高速道路を利用し常磐道を北へ向って南三陸道へと続いてゆきます。

南三陸町に到着しての最初の立ち寄り先は、南三陸ホテル海洋となりました。志津川湾を見渡せるこちらのロビーより港の様子を一望させていただきました。海と共に暮らす町のすばらしい眺めと共に、津波被害後の写真や人々のなりわいの様子が伺える展示写真を拝見しました。

スタディツアー日程

7:20 原町生涯学習センター集合

7:30 出発

➡10:20 南三陸町到着 (復興の様子を伺う)

➡10:45~12:00 上山八幡宮

➡12:10 南三陸さんさん商店街 ※昼食

 13:00~14:15 南三陸BIO

          プレゼン&質疑

➡14:30~15:00 南三陸BIO 施設見学

          液肥散布車の見学

➡18:30原町生涯学習センター 戻り


次に向かったのは上山八幡宮です。こちらで宮司の工藤さんからお話しをお伺いしました。又、お父様の代に小高い丘に移転されて津波被害を免れた神社へ向かう参道からは、防潮堤の復旧工事を見下ろすことができました。

工藤さんは、かもめの虹色会議の代表をされています。今日は、復興を進める新しい町づくりへに必要となる住民の意見の引き出す場の作り方について、工夫の仕方、失敗から学びとって進歩せた実体験を交えお話いただきました。私たちへの向けての対話は座談会スタイルとなり、これまでに使用した色々な小道具を準備いただいて、皆へ伝わるようにと考えてお話しを進めていただきました。

工藤さん手作りの紙芝居で、これから訪問する「南三陸BIO」の生ごみからの資源リサイクルについて学ぶことが出来ます。こちらは、子供さんに向けたお話となっていました。まずは子供さんがリサイクル学ぶことによって家庭に浸透するように願って作られていて、魅力あるキャラクターめぐりんちゃんや、お母さんとのお子さんの日常の会話、小動物等が登場し話しに引き込まれるように工夫されていました。紙芝居が終わると参加者からも自然にBIOで処理できる生ゴミについての討論や、バイオガス及び液肥の利用の可能性について話し合いに繋がってゆきました。

ここでは参加の皆さんから、住民一人の気づきが大きな輪に繋がってゆく町づくりが面白い。幼児教育を使った啓蒙活動を取り入れてみたい。との思いが生まれました。


 昼食は、南三陸さんさん商店街にある「志のや」さんに準備して頂きました。旬の海の幸を使ったおいしい料理でもてなしていただきました。キラキライクラ丼とても美味しかったです。

その後は隣接する、南三陸ポータルセンターを会場とし、南三陸BIOプレゼン&質疑が行われました。ポータルセンターは南三陸観光協会で運営されていて、施設のお部屋もお借りできる他に素敵なお土産物も見ることが出来ますよ。


南三陸BIO所長の櫛田さんより、南三陸町の住民の皆さんに参加いただいている生ごみのリサイクルについてお話を伺いました。

この取り組みは今まで燃えるごみとして廃棄されていた生ごみを資源として扱うので、参加していただく住民の皆さんにどのように伝え浸透してゆけるかが大きな課題ですね。

私たちにも分かるように、BIOを大きな腸に例えたお話や、人間の胃で消化できる生ゴミを選別しリサイクルに出していただくお話や、水分を良く切って指定のポリバケツで回収する町ぐるみの協力の様子を伺いました。又、昨年10月に開所したBIOの運営上の気づきも交えたお話しで、資源をリサイクルさせる循環型社会を広げる興味深い取組み報告となっています。


プレゼンの後は、今日参加の皆さんが楽しみにしている、南三陸BIO施設見学です。あいにくの寒さとなってしまいましたが、それにも勝る視線で施設を案内していただきました。まずは、BIOの口に当たる部分で投入口にて手選別による不適物除去作業から見せていただきました。

住民の皆さんの選別への意気込みを保つための工夫を見せていただきました。優良な選別状態の日は、白丸ですね、ちょっと残念な日は黒丸もついてますよ。そして、優良な日のその地区にはハナマルのご褒美シールが貼られていました。

以下がメタン発酵槽です。この中で25日間をかけて生ごみや汚泥を発酵させてバイオガスと液肥に生まれ変わるのですね。思ったよりコンパクトとの感想も伺いました。こちら日量10tの処理能力を持っています。機能的な設備なのですね。

出来たバイオガスは、ガスボイラーや発電機を使って、施設内の発酵を促す為の加温や殺菌、電源として利用されています。そして主な生成物となる液体肥料は、農業に欠かせない肥料成分です。既に町内の農家さんに好評をいただいています。

今日は液肥の散布車も特別に準備していただきました。散布車にはキャラクターのめぐりんちゃんがリサイクルの順序を伝えてくれています。


 一日を通して、南三陸町の皆さまには、ここまでの復興から学ぶ様々な取り組み方を伝えていただいてありがとうございました。そして、スタディツアーでは大勢の皆さんにご参加いただいて、町民が参加して出来る規模のバイオガス施設を一緒に巡ることで学びを共有し理解を深めることができました。皆様ありがとうございました。ご協力いただいたアンケートでは、南三陸の事例を参考にして南相馬でもやれると思う、南三陸だからできたことで状況が異なる南相馬でやるのは難しいのでは、生ゴミの分別はたいへんなので自分がやるのは難しいのでは・・・といったご意見もありました。

 続いて南相馬市で町民参加のバイオガスの可能性について考える場を考えています、先駆的な取り組みをされている南三陸町と交流を深めた勉強会となっておりますので多数の皆さまのご参加をお待ちしております。

イベント情報

11月10日(金)
バイオガスから考える
南三陸スタディツアー

お問い合わせ先

info@ee-minamisoma.jp

 

TEL: 080-2378-8322
       (中山) 

h.nakayama21@gmail.com

 

 

 

 

 

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