南相馬 バイオマス勉強会 第1回          【2015年1月25日】

2015年1月25日(日)大町地域交流センターにて、南相馬でのバイオマス活用を考える第1回目の勉強会を開きました。バイオマスによる農業再生や地域活性化に関心をお持ちの方、46名にご参加を頂きました。


バイオマス発電設備見学  ~ 南相馬市大町地域交流センターを知ろう ~

 地域住民のコミュニテーの拠点とする為、東日本大震災寄付金(日本郵便株式会社)を利用して、平成26年5月に開所した施設です。市街地における集会施設の不足の緩和、停電・ガソリンなどの化石燃料不足時にの対応、国産材を最大に利用活用(公共建設物の木質化・木材の推進、木材バイオマスエネルギーの利用推進)を兼ねた、地域防災施設の拠点となるように設立されました。

上記写真の、木材バイオマスエネルギー設備は、木質バイオマスボイラーのメーカー製です。

 機種:チップボイラー / 出力:180kw

スターリングエンジンを使用しています。

 出力:9.9kw

プレゼンテーション    ~ バイオマスを知ろう、学ぼう、考えよう ~

開会挨拶 高橋 荘平 えこえね南相馬研究機構代表理事

1)バイオマス利用活用の全体像

  柚山 義人氏  農村工学研究所 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構

   福島県川俣町にての活用実践をご経験され、ここ南相馬の総土地面積39,850haを活かして、農業か

   ら考えた、スマートなバイオマス活用法をご研究、南相馬の食・エネルギーから始めるスマートタウ

   ンをご提案いただきました。

   南相馬発なたね油、油菜ちゃんの共同開発で参加いただいた、地域での農業を勉強している相馬農業

   高校の生徒さんに好評でした、アニメーションタッチのご説明、バイオマステーマソング、楽しく

   知ることが出来ました。

2)バイオマス事業の考え方と実践

  山口 勝洋氏  サステナジー代表取締役 ー環境とエネルギー実践のこだわりと仕組みー

   石油文明の終わりを考えて、環境エネルギーを普及させる事業推進を、共同で取り組む方法(ファン

   ド)の進め方にて、主に日本の国土の大半を占めている森林を木質バイオマスに活用する方法です。

   木質バイオマスの幅広い使途、木質チップ利用でのエネルギー生産(技術特質違い)、実存する設備

   の概要をご説明を頂きました。大変興味を持たれた方も多く、皆さんの知識になりました。

3)大町地域交流センターバイオマス施設

  和田昌克氏 南相馬市経済部農林整備課

 

南相馬市が昨年春に、原ノ町駅近くの公共施設に設置したバイオマス施設について、チップ燃焼物からの発電方法と利用方法をさらに詳しくご説明いただきました。バイオマスの概要と実践を学んだ後なので、さらに理解も深まりましたし、強い興味を持たれたも多いようでした。

   

パネル討論 + フロアからの質疑

司会:中山 弘 えこえね南相馬研究機構 理事

 パネル討論では、バイオマスの有用性、地域循環型社会をつくるうえでの鍵となる要素。さらにバイオマス事業の収益性や課題などについて、いろんな知見が得られました。

 フロアからの質疑では、大町施設の稼働率と採算性、セシウムの処理などの質問が出ました。

また、バイオガス(メタン発酵)に対する質問も多かったので、次回の第二回はバイオガスについて学ぶことになりました。

交流会

地域農業を学ぶ、相馬農業高校生徒さんから、本日の感想をいただきました。農業に密着したバイオマスエネルギーについて率直なご意見をお持ちでした。特に農業クラブが取り組んでいる、菜種油を搾った後の残渣をメタン発酵に使えないか、自分たちも試してみたい。などの意見も出ました。
バイオマスは地域雇用にもつながるし、若い人たちの活躍の場に繋げて行けたらよいですね。

交流会では、再エネに関心の高い人、地域の農家、農地再生協議会、南相馬市役所、外部の専門家など、多様な皆さまからの様々な意見交換がなされました。 

地産地消という観点から、バイオマスエネルギーからとても有用であり、地域の活性化に繋がるので、積極的に推進していきたいという想いを共有しました。今後も未来を支えるエネルギの一つとして、バイオマスでつながりを広げて行く希望をもってのスマイルショットです。

(最後に撮ったので、写ってる人が少なくてすいません)

 

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