「一次産業としての農と発電の共存」セミナー 10月10日

10月10日(水)午後、茨城大学で開催されました

「いばらき自然エネルギーネットワーク」

一次産業としての農と発電の共存」セミナーに参加

 

農地に太陽光発電を導入しようとしても、農地法との関連があり、現状では簡単にはできません。この問題の解決法を探るのがこのセミナーの趣旨です。

 

まず、はじめは

CHO技術研究所 長島彬 所長の

「ソーラーシェアリングの実証と展望」

作物の成長には光飽和点というのが存在するので、過剰に光を与える必要はない。

ゆえに、ソーラー発電と農作物で、太陽光をシェアしよう。これによって日本中に太陽光発電を大幅に広めようという提案です。

長島さんのプレゼンテーションは論理的かつ情熱的で、とても説得力がありました。

二番目のプレゼンは農水省再生可能エネルギーグループ・信夫隆生氏。

 太陽光発電の地代がインフレして、農業をやめようとする人が増えている。農業自給率が低いこの国で農地の安易な減少は防ぐことが必要である。

 地域資源を活かしながら、再生可能エネルギーを増やして行くには、農業と発電の両立が大切。このような取組が進むように支援する。⇒地域主導で再エネ導入を進める制度的脇組をいろいろ作ってるが、まだ国会での審議が始まってない。
⇒なんとか早く進めていただきたいですね。

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第二部は、パネルディスカッション。

第一部の講演者に加えて
(独))農業・食品産総研 柚山義人氏、茨城大学農業生産システム工学の岡山毅氏、いばらき自然エネルギーネットワークの島田敏氏が加わり、会場も交えた熱い議論になりました。


印象に残ったコメントは……

◎農地転用が不要なソーラーシェアリングなら、農業を活性できる。◎8兆円⇒20兆円の農業にできる。◎農家が豊かになって、人が戻ってくる。◎皆んなで知恵を出して取り組んでいけばいい。


◎電柱にのせられる50kwをたくさん作る。⇒20軒でメガソーラーができる。◎分散型ならそこで得た金が地域に回る。◎再エネで成功体験すれば、また次をやりたくなる。

◎センサーなどをつけて、管理型の精密農業をやるのも良い。◎デジタルサーモグラフィーでパネルの状態チェック。いろんなアイデアを活かす。◎プラスαの価値を皆んなで創る。雇用が生まれる。

とても啓発されるセミナーでした。

ソーラーシェアリングは価値のある考え方だと思いますので、どんどん広がると良いですね。

⇒南相馬でもトライをしていきたいと思います。

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