省エネ・再エネ・エコライフ セミナー            【2016年1月30日】

1.プレゼンテーション(13:30~15:00)

①市民レベルの環境・エネルギーへの取組み

 松本真由美先生 

 東京大学教養学部 客員准教授

  環境とエネルギーの今後の方向性を考えてゆく

 上で必要な、豊かな地方資源を利活用しての再生

 可能エネルギーの取り組みを広げるメリットに

 ついてや、市民が関わる再エネ事業の先進事例を

 ご紹介して頂きました。日本では市民ファンドを

 使ったもの、ドイツでは村単位で行っている事例

 をご紹介いただきました。また、地球環境を考え

 て、低炭素と省エネの面から考えたお話しでは、効率よく住まいの温度を適温にする為の工夫についてを

 伺ったりと、生活に密着したお話しを伺いました。そして、中長期的な観点から、再エネが社会にもたら

 す便益を考えての中では、太陽光の可能性についてお話しがあり、現在、地域に多く設置が見られる太陽

 光パネルが、身近なエネルギー資源として考えられる役割について理解が深まりました。

②再生可能エネルギーを活かす社会とは

 佐藤理夫先生

 福島大学共生システム理工学類教授

  日本のエネルギー事情についてからお話しが

 始まり、必要なエネルギーとは、発電量=消費

 量であること、そして、発電は全てのエネル

 ギー源を使った発電機が同期して発電している

 とのお話しをお聞きしました。これからのエネ

 ルギー減として伸ばしてゆきたい再エネについ

 て、福島にある実際の再エネモデルをご説明

 いただきました。豊富な立地での太陽光、山脈

 を使っての風力発電、洋上風力発電、豊富な水量と落差を使っての水力発電、温泉地での地熱発電や見学の再エネツアー、豊かな森林や農作物をつかってのバイオマス発電、を特色と一緒にご説明いただきました。これらの環境利用の再エネ使用に当たっては、デメリットを考えて、バランスよく作って、使って行かねばならないお話しも伺いました。そこから、再エネを進めてゆくと出来てくる、今後のエネルギー利用のしくみ、田舎に必要な賢いスマートコミュニティーを作って使って、未来へ向けて、福島から始められる、エネルギー自立の社会構造を創って行くお話しを伺いました。とても分かり易く、福島モデルで親しみやすさを感じました。 

③暮らしに活かす省エネ・再エネ

 高橋美加子さん

 ㈳えこえね南相馬研究機構 理事

  ご自身が20年前にお建てになった環境共生住

 宅を考え設計した当時の想い、その後に自身に起

 きた、震災と原発事故での生活圏の変化を経て、

 現在はどのよなお気持ちになるかお話しいただき

 ました。又、環境配慮を身近に出来る事から挑戦

 して、どのようなことが出来たか、当時の経験談

 を踏まえながら、楽しく、熱く語っていただきま

 した。現在も、本業であるクリーニング店での

 エコ挑戦や、南相馬の環境活動にと多様に挑戦さ

 れています。 

2.みんなで意見交換(15:10~16:30)

 意見交換の場をお借りして、本日プレゼンにもあった「省エネ」を始めるには?を

テーマに皆さんに考えていただきました。南相馬から始められる省エネって、そして、皆さんにから始められることを考えてです。本日、相馬農業高校生徒さんにご参加いただけたことをききっかけに、若い人と何がしたいか?若い人が何をしたいか?もを取り入れて、グループを作ってまとめていただきました。省エネをテーマに連想して出来る事って

多様にあったのですね。皆さん楽しみと省エネをうまくつなげてくれました、ここでご紹介させていただきます。①電気の使用料を減らして省エネを見える化する。方法として、ポイントにしてみる、貯まったポイントは地域通貨的に使えて、地域の特産品に変えたり、ふるさと納税としても使える。環境と家計にやさしい女子チームの発案でした。②ゲームをしながら自転車で発電をと、時間を有効に使って省エネと結び付けました。この案は、ゲームを見ながらアプリで発電の状況も見ることが出来ます。そして「けん電」のけんにひらがなを使ったのは、健康の健、倹約の倹、賢(かしこく)、兼(かねる)等々当てるとイメージがまた広がってくる面白い発案です。③生活家電のワット数を調べて見よう。ワット数の高いものの使用を控えて節電につなげよう。月々の電気使用料を調べて、貯まった(減らした)料金は何になるかを楽しもう。と「ワット驚く楽しい暮らし」ネーミングされています。④「楽エネ・楽だね」福島県、福島の土地と楽エネ素材を若い世代から開発して行こう。化粧品は肌のエネルギー源。と心も体も喜ぶテーマから広がったお話しになっていました。これから、皆さんから出たアイディアも取り入れて、楽しい省エネが進められたら良いですね。

楽しく省エネを進める方法を考えて下さい。

③ワット驚く楽しい暮らし

①省エネをポイントへ・・・

④楽エネ・楽だね 福島県


 自分達がこれからの時代のエネルギーへ関わりを持ってゆく為に、本日のプログラムがご参考になったでしょうか。ご参考になれれば幸いと思っております。

 今日のプレゼンをお聞きになって、ご質問、ご感想ありがとうございました。ご参加の皆さまからは◎初めての参加でも分かり易かった、◎やさしい説明でした、◎日本におけるエネルギーの実態から説明があって分かり易かった◎福島ならではの部分が良かった◎実体験の話に共感を持てた。などのご意見をいただきました。又、プレゼン頂いた先生方にからは、皆さんから良いアイディアを伺うことができたとおっしゃっていただきました。共に、素敵なコミュニケーションが出来たと感じております。

 本日お越しいただく際には、昨日の雪の影響で足元に影響もあった事と思います。又、遠くから多数の方にご参加頂き、感謝いたしております。ご参加の皆さまありがとうございました。

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